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【詐欺に注意】再シュリンクとは?見分け方や安全なBOX購入の方法を解説

突然ですが、あなたの持っている新品のBOXは、自信を持って「本物である」と断言できますか?

近年では、トレーディングカード市場の拡大に伴ってカードの需要と価値が高騰しています。そうした状況の中で、カードを巡る不正行為やトラブルも増加の一途を辿っています。本記事では、そんなカードゲーム市場で横行している詐欺の一つである「再シュリンク」について、分かりやすく解説していきます。

目次

再シュリンクとは

シュリンクは英語のShrink(縮む)から来ています

再シュリンクについての説明を行うためには、まず「シュリンク」とは何かを知っておく必要がありますので、順を追って解説していきます。

シュリンクとは、熱を加えることで収縮する包装用プラスチックフィルムのことで、新品のBOXはこのシュリンクによって密封包装されています。BOXは、シュリンクの有無によって価値が変わってくるため、シュリンクのついたBOXは「シュリンク付きボックス」として区別されています。そして、シュリンク付きのBOXは新品・未開封品であることが担保されているので、需要も高いです。

一方で、再シュリンクとは、一度シュリンクを剥がした開封済みのBOXに再びシュリンクをかけて包装し直す行為を意味する用語です。このような再シュリンクしたBOXを、本来の新品BOXであるかのように偽装する行為を「再シュリンク詐欺」などといいます。

再シュリンクをする理由

開封済みのBOXを再シュリンクする目的は、単に「BOXをより高く売却するため」だけに留まりません。開封済みのBOXを、あたかも新品の未開封BOXであるかのように偽装することが都合の良い理由は、他にいくつも存在します。

当たりのカードを抜き取る

再シュリンク品は、当たりのカードが抜き取られている場合があります。詳しくは「サーチ行為」に関する記事で解説していますが、カードパックは実際に開封しなくても「当たりか外れか」「中に何のカードが入っているか」が容易に判別できます。そのため、当たりのパックを外れのパックと差し替えた上で再シュリンクすることで、「当たりのカード」と「シュリンク付きボックス」の両方を売却し、不正に利益を得ることができるのです。

再シュリンク品だと思って開けてみたBOXから当たりが出てきたけど――これって、再シュリンク品じゃなかったってこと?

いいえ、再シュリンク品の中には、当たりが入っているパターンも存在します。

例として、基本的に1箱に1枚はSR以上のカードが入っているポケモンカードのBOXで考えてみます。

ポケモンカードのBOXから、SR以上のカードを抜き取って外れのパックと差し替えた場合、そのBOXからSR以上のカードが出て来ることはありませんので、再シュリンク品だと簡単に気づきそうです。ところが、SR以上のカードが何かを確認し、それが価値の高いカードだった時だけ「価値の低いSRのカードが入っているパックに差し替えたとしたらどうでしょうか。価値は低いもののSR以上のカード自体は排出されているため、ただ運が悪かっただけで再シュリンク品ではなかったと結論づけてしまう可能性は十分に考えられます。

中身の高額カードを抜き取る

BOX内のパックやカードの価値が高い場合、それに付随して中に封入されているカード自体も高額化しているケースが多いので、そうした価値の高いBOXは中身を抜き取られている可能性があります

ポケモンカードゲームXY BREAK マリオピカチュウスペシャルBOX

例えば、ポケモンカードの商品「ポケモンカードゲームXY BREAK マリオピカチュウスペシャルBOX」の未開封BOXが取引相場180万円、中身の「マリオピカチュウ」の未開封プロモが取引相場150万円とした場合に、この未開封プロモを他の安価な未開封プロモと差し替えるだけで、約180万円で購入した未開封BOXを約180万円の再シュリンク品と約150万円の未開封プロモに分けて売却できてしまいます。

※相場は一例です。

BOXの中身を別の物とすり替える

再シュリンク品は、そもそも入れ替えられた中身がカードやパックであるとも限りません。中には、「別のカードゲームの安価なパック」や「似た重さやサイズ感のお菓子・紙パックのジュース」などが入れられた再シュリンク品さえ存在するのが実情です。

引用元Reddit

プレミア価格で取引されるような価値の高いBOXの場合、「中身のパックも相応の付加価値がついている」「高額なカードが収録されている」といったケースが多く、取り出した中身のパックでも大きな利益を出せる点が再シュリンクされる要因の一つとなっています。

再シュリンク行為が発覚しにくい

再シュリンクが悪辣な点は、「再シュリンク行為」や「再シュリンクの実行者」が発覚しにくいことにあります。再シュリンク品は、開封してしまえば容易に再シュリンクされているという事実に気づくことができます。一方で、シュリンクが付いているような未開封BOXは、未開封であることに価値があります。つまり、開封すれば気づけるが開封しないので気づけないケースが多いということです。

例えば、未開封BOXを購入(入手)する人の動機を「開封したい」「未開封BOXをコレクションしたい」「投機対象として」の3つに大別して説明を行います。もし購入した未開封BOXが再シュリンク品で、そのことに気付かなかった場合、「未開封BOXをコレクションしたい」人は中身が再シュリンク品であることに気付かないままコレクションに加えることになります。また、「未開封BOXをコレクションしたい」「投機対象として」を動機に未開封BOXを購入した人が、後に未開封BOXを手放した場合、その再シュリンク品は更に別に人の手に渡ります

開封入手動機
開封したい
未開封BOXをコレクションしたい
投機対象として

こうして再シュリンク品が複数の人の手を渡り歩き、ようやく「開封したい」人や再シュリンク品であると気づいた人の手元に届いた頃には、その未開封BOXを再シュリンクした人が誰なのか遡ることが不可能なほど、経路は複雑化し痕跡も曖昧なものになってしまっているのです。

安全なBOXの購入方法

再シュリンク品の購入を避けるためには、「直販店や正規品であることが確定している販売店から購入する」「二次流通品を避ける」ことが重要です。

直販店から購入する

直販店とは、メーカーが卸売業者や小売業者を介さずに直接消費者に商品を販売する店舗や販売形態のことを意味し、ポケモンカードを例に挙げると「ポケモンセンター」「ポケモンストア」「ポケモンセンターオンライン」がこれに該当します。直販店で販売されている未開封BOXは、製造から販売までの流通経路が一貫しており、第三者の手に渡ることなく消費者の元へ届くことから、再シュリンク品が混入する可能性は無きに等しいといえます。

正規品であることが確定している販売店から購入する

正規品であることが確定している販売店とは、卸業者(問屋)やメーカーから仕入れた新品の未開封BOXを販売している「小売店」のことです。「コンビニエンスストア」「総合量販店(イオンなど)」「家電量販店(ビックカメラなど)」といった販売店で未開封BOXを購入することで、確実に正規品を入手することができます。

ただし、「Amazon」のように返品を受け付けており、かつ返品された商品が再び販売される場合新商品以外の商品には再シュリンク品が混ざっている可能性があります。新商品であれば、卸業者(問屋)やメーカーから仕入れられた新品の未開封BOXが届きますので心配はいりませんが、返品された商品が混入する可能性の出てくる「発売から時間の経った商品」を購入した場合、再シュリンク品が送られてくるリスクがあります。なぜなら、Amazonで商品を購入したユーザーが再シュリンクしたBOXを返品するケースがあるからです。

二次流通品を避ける

二次流通品とは、一度消費者の手に渡った商品が再び販売される状態のことです。

未開封BOXの買い取りを行っている「カードショップ」や「リサイクルショップ」では、買取品の未開封BOXの中に再シュリンク品が混ざっている可能性があります。ただし、買い取りの段階で再シュリンク品を弾くことができるため、基本的に再シュリンク品が店頭に並ぶケースは、持ち込まれた再シュリンク品を見抜けなかった場合に限られます。よりリスクを抑える方法としては、購入した直後に店頭で開封することで、再シュリンク品だった場合に返金して貰うことができる場合もあります(事前に要確認)。

最も警戒しなければならないのが、「フリマアプリ」や「ネットオークション」で個人から未開封BOXを購入する場合です。もし、再シュリンク品を見抜けるだけの知見がないのであれば、そうした個人間で売買を行うプラットフォームでの購入は避けるのが無難です。

カードショップで購入する場合の補足

カードショップは小売店としての側面も持っているため、買取品ではなく卸業者(問屋)やメーカーから仕入れた商品を購入することができれば、再シュリンク品のリスクを排除できます。大抵、卸業者(問屋)やメーカーから仕入れた商品と買取品は販売している場所が分かれていますし、前者はメーカー希望小売価格で販売している場合が多く(プレミア価格で販売しているカードショップも存在します)、後者は独自の値付けがなされていることから販売価格を確認すれば判別できます。

需要の高い未開封BOXの場合、カードショップによっては「卸業者(問屋)やメーカーから仕入れた商品をあたかも買取品のように扱う」ことで、買取品コーナーにプレミア価格で販売している光景をしばしば確認できます。買取品と混在していると再シュリンク品のリスクが発生しますが、新商品の発売日当日に開店と同時にそれが買取品コーナーに並べられているなどの理由から、買取品ではないことが明らかなのであれば、プレミア価格に目を瞑れば再シュリンク品であるリスクが極めて低い未開封BOXを入手できます(自己判断)。

また、卸業者(問屋)やメーカーから仕入れた商品を販売せずに(あるいは、その内の一部を)ストックしておき、「オリパ」や「福袋」のような利益率の高い商材に回すことがあります。この場合も、買取品ではないことが明らかなのであれば、再シュリンク品であるリスクが極めて低い未開封BOXを入手できる機会であるといえます(自己判断)。

ネットオリパの景品としての未開封品は要警戒

「トレーディングカード市場の拡大」「トレーディングカードの高騰」に伴って新規のカードショップが乱立する現状では、トレーディングカード関連の「卸業者(問屋)やメーカーとの新規契約」や「人気商品の仕入れ」が難しくなっています。特に、実店舗を持たないカードショップとの契約は避けられる傾向にありますので、「個人」や「実店舗を持たないカードショップ」がネット上で販売しているオリパから排出される未開封BOXは買取品である可能性があり、再シュリンク品のリスクが付随します。

カートンでの購入は安全か

結論から言うと、カートンで購入した場合でも、中のボックスが再シュリンク品である可能性はあります。カートンの段ボールを側面から開けることで中身を入れ替えることができ、接着剤などで閉じてしまえば見た目では正規品のカートンと見分けがつきません。また、正規品のカートンも接着剤で封がされているため、再度開封しても開き方に違いが出にくく、一度開けられた段ボールであると気づくことが難しいです。なお、マスターカートンについても同様です。

再シュリンク品の見分け方

再シュリンクの技術は向上を続けているため、掲載している再シュリンク品の条件から外れているからといって、必ずしも再シュリンク品ではないと断言することはできません。また、掲載している項目は正規品・再シュリンク品であることの条件を網羅的に満たすものではありません。再シュリンク品かどうかの判断は最終的にご自身で決定するようにしてください。

正規品に見られる特徴

正規品に見られる特徴として「側面の繋ぎ目」「繋ぎ目の出っ張り」「空気穴」「シュリンクの具合」などが挙げられます。ただし、これらがあるからといって正規品が確定するわけではありません。

側面の繋ぎ目

左側面
後面
右側面

※画像はクリックすることで拡大できます。

シュリンクには、BOXの側面の内3つの面にまたがって繋ぎ目(横線・縫い目)が見られます。レギュラーサイズの正規品シュリンクであれば、これが左右の面(確定)と前面か後面(いずれか)に存在します。この繋ぎ目は必ずしも直線とは限らず、中央に位置しているとも限りません。

繋ぎ目が下に寄っている
繋ぎ目の位置比較

左側の画像は、繋ぎ目が極端に下に寄っています。右側の画像は、下のBOXの繋ぎ目が中央であるのに対して上のBOXは繋ぎ目が極端に上に寄っています。ですが、どちらも正規品のBOXです。また、繋ぎ目の形が「~」このように波線状ですが、正規品でも見られる繋ぎ目の形状です。

前面
左側面
後面

一方で、ハーフサイズの正規品シュリンクの場合、シュリンクの繋ぎ目の位置は前後の面(確定)と左側面か右側面(いずれか)に変わります。他の仕様はレギュラーサイズと同じで、線が曲がっているものもあれば中央からズレているものもあります。

繋ぎ目の出っ張り

左側面
右側面

※画像はクリックすることで拡大できます。

繋ぎ目の内、左右の面それぞれに左右2箇所の出っ張りが存在します。右側面の画像の内、右側の出っ張りが極端に小さいですが、正規品の中にも出っ張り具合がこの程度のシュリンクもあります。

空気穴

空気穴あり
空気穴なし

※画像はクリックすることで拡大できます。

シュリンクには、空気穴といわれる「複数の小さな穴」が開いています。また、正規品であっても空気穴の存在しないシュリンクも存在します。画像では、空気穴があるシュリンクと空気穴がないシュリンクの両方を掲載していますが、いずれも正規品です。

シュリンクの具合

左側面
上面
右側面

※画像はクリックすることで拡大できます。

こちらの画像は、一般的によく見られる正規品のシュリンクです。上面には波打ったようなシワが確認でき、左右の蓋がやや浮いていることから少し余裕を持って梱包されている印象を受けます。

左側面
上面
右側面

※画像はクリックすることで拡大できます。

一方でこちらの画像は、先ほど紹介した一般的なシュリンクの状態とは大きく異なり、上面に無数のシワが確認できるだけでなく左右の側面もシワで覆われています。梱包のされ方も非常に緩い印象を受けますが、これもれっきとした正規品です。

裏面(通常)
裏面(シワ)
左側面に穴

※画像はクリックすることで拡大できます。

裏面にも非常に多くのシワを確認できます。他にも、左側面の繋ぎ目に大きな穴が開いてしまっていますが、これも正規品のシュリンクでしばしば見られる特徴の一つです。穴が小さかったり1つのBOXで複数箇所に穴が開いていることもありますが、同様に正規品であることを否定する要素ではありません。

再シュリンク品に見られる特徴

再シュリンク品に見られる特徴として「側面の繋ぎ目の位置」「繋ぎ目の出っ張りがない」「ミシン目が白い」「異物が混入している」「シュリンクの具合」などが挙げられます。ただし、これらの特徴が見られるからといってそれが必ずしも再シュリンク品であるとは限らない場合もあります。

側面の繋ぎ目の位置

前面
後面
左側面に繋がる

※画像はクリックすることで拡大できます。

繋ぎ目が前面・左側面・後面の3面に存在しています。正規品でこのような場所に繋ぎ目が来ることはあり得えません。ただし、これは再シュリンクが雑なだけで、繋ぎ目が正規品と同様に「左右の面と前面か後面のどちらか」に存在する場合、この方法で判別することはできません。つまり、繋ぎ目の場所が正しいからといって正規品と断定することもできません。

繋ぎ目の出っ張りがない

正規品(上)と再シュリンク(下)
正規品(上)と再シュリンク(下)

※画像はクリックすることで拡大できます。

上が正規品、下が再シュリンク品です。この再シュリンク品は正規品に酷似した繋ぎ目の出っ張りがあります。出っ張りが一切ない(正規品でも、出っ張りの一部が潰れてしまい出っ張りがないように見えるケースがあり、一箇所ない程度では判断が難しいため)場合は、再シュリンク品の可能性が極めて高いです。なお、出っ張りが4箇所ともあるからという理由だけで正規品と断定することはできません。

ミシン目が白い

画像のミシン目は白くなっていません

蓋を開けた後、中身を取り出すために左右のフラップを上げると、側面とフラップとの間にあるミシン目(切り取り線)が折れることでミシン目の部分が白くなる場合があります。といっても、フラップを上げなくても中身のパックを取り出すことはできますし、フラップを上げたとしてもミシン目が折れなければ変化は見られないため、白くなっていたら再シュリンクを疑うことはできますが、白くなっていなくても正規品であるかどうかはあまり関係がありません。

異物が混入している

画像は正規品のシュリンク内に存在する汚れです

「側面の繋ぎ目の位置」と同様に、丁寧に再シュリンクすることで避けることのできる特徴ではありますが、シュリンク内に異物が混入していると再シュリンク品であると判断できる場合があります。正規品であっても、「空気穴などからシュリンク内に小さなゴミが入り込む」「黒ずみが見られる」などのケースがありますので、シュリンク内に異物が存在するイコール再シュリンク品であると決めつけることはできません。しかし、「体毛」や「空気穴よりも大きいゴミ」など、明らかに「空気穴から混入したわけではない」「製造中に混入するはずのない」異物が見られる場合、それは看過できない大きな違和感です。なお、補足として空気穴がない正規品でもシュリンクの内側に紙片などが存在することはあります。

シュリンクの具合

左側面
上面
右側面

※画像はクリックすることで拡大できます。

正規品と比べて、シュリンクがぴったりと密着しており、余裕が一切ありません。正規品のシュリンクは多少なりとも緩めに梱包されていることが多いため、あまりにシュリンクがぴったりとし過ぎている場合は、再シュリンク品の可能性が考えられます。なお、シュリンクが緩いからというだけで正規品であると判断することは不可能です。また、シュリンクがぴったりしている正規品も存在します。

再シュリンク品の中には、シュリンクの材質が明らかに異なるものが存在します。ポケモンセンターオンラインで購入するなどして正規品であることが確定している未開封BOXを持っている場合、触った際の感触の違いで気づける可能性がありますので、手触りを比較してみるのも手です。

見分け方に関する補足

空気穴

再シュリンク品の空気穴

再シュリンク品でも空気穴を開けている場合があるため、空気穴があるからといって、それだけで再シュリンク品の可能性を排除することはできません。

空気穴の汚れ

空気穴と重なる部分に黒ずみが見られるBOXがありますが、この汚れは正規品でたびたび見られる特徴の一つです。

ペリペリ

ペリペリとは、BOXの前面に付いている「ジッパー加工」のことで、ポケモンカードにおいて2022年9月下旬以降に出荷される一部拡張パック商品から採用されたボックスの仕様です。ペリペリが開けられているボックスがシュリンクで梱包されている場合には、再シュリンク品であることが確定します。ただし、「蓋の隙間」や「左右の側面」からパックを取り出す(=横抜き・横開け)ことで、ペリペリを開けることなく中身を入れ替えることが可能です。つまり、再シュリンク品の殆どはペリペリがついたままなので、これで再シュリンク品かの判断をするのは非常に危険です。

掲載画像の情報としての正当性

この記事で正規品として紹介している参考画像は、いずれも正規品であると独自に判断したものになります。なお、再シュリンク品の購入及び混入を避けるために、以下のような一時流通品しか購入しておりません。

  • 「ポケモンセンターオンライン」などの直販店
  • 大手の量販店や総合スーパーといった小売店で販売されているもの
  • 「一次問屋」から仕入れられたもの

「これらの流通経路に再シュリンク品が混入してしまい」かつ「再シュリンク品であると見抜けなかった」場合に限り、正規品として紹介している参考画像が誤りであるということになりますが、可能性は極めて低いとの考えから正規品の参考画像として掲載する判断をいたしました。

再シュリンク品として掲載している未開封BOXは、再入荷のタイミングでAmazonで当選した抽選リクエスト品であり、再入荷のタイミングでAmazonで購入した唯一のBOXです。なお、以降Amazonでは(返品商品が混入することのない)予約段階で当選した抽選リクエスト品しか購入していません。再シュリンク品の参考画像が少ないのは、返品せずに参考資料として手元に残しておいたこちらの「バトルパートナーズ」しか存在しないことが理由です。

再シュリンクまとめ

この記事では、「再シュリンク品の横行する理由」「正規品の購入方法」「再シュリンク品の見分け方」について解説しました。

  • 再シュリンクすることで、不当な利益を上げることができる
  • 二次流通品の入手を避ける
  • 正規品に見られる特徴
  • 再シュリンク品に見られる特徴

普通のユーザーよりも未開封BOXに触れる機会が圧倒的に多く、再シュリンク品に関する知見もある「カードショップ」や「リサイクルショップ」でさえ再シュリンク品を買い取り販売してしまうといった事件が話題に上がるぐらい、再シュリンクの技術が巧妙化しているのが現状です。

せっかく購入した未開封BOXが再シュリンク品だった場合、未開封BOXとしての価値を失うだけでなく、売却する際に再シュリンク品であると知らなかったとしても警察への通報、または法的措置を取られてしまう可能性があります(現にそう喚起しているカードショップも存在します)。

シュリンクが付いているからといって、その未開封BOXが正規品である理由にはなりません。再シュリンクの疑いがある未開封BOXを手にしてから、あるいは将来的に再シュリンク品であると知ってから後悔する可能性を考えたら、正規品であることを確信できない方法による未開封BOXの入手は避けるなどの自衛が必要不可欠であるといえます。

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